川崎市中原区の課題や問題点を区民自ら考え調査・検討するほか、市民活動団体の支援・広報等実践活動を行っています。

by 中原区まちづくり推進委員会
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カテゴリ: もっと知ろう中原/防災・減災( 4 )

もっと知ろう中原-東日本大震災時、小杉高層マンション群で何が起こったか

d0241210_0504730.jpg 東日本大震災時、小杉高層マンション群で何が起こったか
東日本大震災から2年半。「のど元すぎれば熱さ忘れる」の例えのように忘れ去られようとしています。しかし、武蔵小杉駅周辺に林立する高層マンションの住民にとってはそうはいかないようです。当日、地域内マンション8棟中6棟が停電。同マンション群の会員組織NPO小杉駅周辺エリアマネジメントの事務所もロウソクをともしながらの一時自主避難所となりました。停電しなかった1棟がロビーを開放、他のマンションの住民や帰宅困難者を受け入れ、約100人が集まりました=写真=。「これまで地域社会の力を蓄えてきました。そのことが震災d0241210_0533774.jpg時、人の絆を強め大きな力となったのです」と副理事長の森信三さんは普段からの準備が大切だと訴えています。
その年7月17日、「第7回なかはらっぱ祭り」で防災まちづくりフォーラム(主催 なかはら20年構想委員会・中原区役所)が開催されましたが、開館以来一番人が集まったそうです。翌年の同じフォーラムでは開いている席もありました。
この地震のため、川崎市の給水源のひとつ酒匂川からの導水管が破損し、20日間、市への給水が停止されました。

■悪い情報を過少にみる「正常の偏見」
  防災学において、その心の動きを「正常の偏見」と呼ぶそうです。
  人間は自分の都合の悪い情報は過少評価し、都合のいい情報は過大評価する傾向にあります。年間6千人が交通事故に遭うと聞いても、自分はその一人になるとはなかなか思えません。ところが、宝くじが6千人に当たるといわれると、途端に当たる気がしてくる。といった具合です。 
■インターネットで備える、防災・減災情報
中原区まちづくり推進委員会「なかまちブログ」の「もっと知ろう中原 防災・減災」に防災・減災の情報を集めてみました。市や国は防災・減災情報をさまざまな形で提供しています。中原区限定の情報はなかなか見つけにくいものです。あなたの周りの防災・減災の情報を集めています。皆さんの知恵をお貸ください。

【写真提供:NPO法人 小杉エリアマネジメント】
■トップのイラスト:フラワーマミーさん作成
「作品コメント
中原を虫眼鏡で見ると、いろんなものが見えてくる。知れば知るほどおもしろい。パンジーは中原区の花。中原はパンジーの県内有数の生産量を誇る下小田中地区があり、かながわブランドやかわさきブランドの「かわさきそだち」を有する。パンジーは中原を知る入口。もっともっと中原をじっくり見て、いろいろな魅力を発見していただきたいと思っています。」
 2013年7月14日開催の「第9回なかはらっぱ祭り」パンフレット作成時、参加団体「もっと知ろう中原」のために描かれたものです。
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by nakahara-machi | 2013-07-16 00:54 |  もっと知ろう中原/防災・減災

インターネットで備える、防災・減災情報

d0241210_03317100.jpg■ 防災お役立ち資料は区役所、インターネットで入手
 「備える。かわさき」冊子=左写真=を持っていると、「どこでもらえるのですか?」と聞かれました。2011年7月17日に行われた防災フォーラムの時です。当日、会場の席分300部の資料が用意されていましたが、不足するほどでした。
 こうした情報は区役所に並べられています。また、武蔵小杉駅舎下の川崎市小杉行政サービスコーナなどにも置いています=下写真。
 さらに、ほとんどがPDF版となって、市のホームページから入手できます。フィリピンの公用語タガログ版を含む6ヶ国版が備えられています。保育園児・小学生向けの「やさしいにほんご版」やポータブル版もあります。
 中原区役所でも「中原区地域防災計画」が作られ、詳細がネット上に公開されています。
 
 こうした便利な情報を集めてみました。

■ 災害時応急給水拠点

上下水道局では地震などの災害に備えて、市内に応急給水拠点を123か所設置しています。
川崎市上下水道局のホームページには災害時の中原区の応急給水マップなどがあります。
中原区には、18ヶ所の応急給水拠点があります。災害により万一水道水が出なくなった場合に、応急給水をします。自宅の近所の拠点を中原区地図(下記図はその一部)で確認できます。

d0241210_9244264.jpg

中原区の応急給水マップ(PDF)

■お勧め防災サイト

1.一般向け
「備える。かわさき」保存版・・・「川崎市では、災害に対する日ごろの備えなど、市民の皆様に役立てていただける情報を掲載した、『備える。かわさき(保存版)』を作成しています。各個人、家庭での防災対策や、地域の防災を考える一助にしていただければと思います。市民の皆様からの意見を参考にさせていただき、より充実した内容となっておりますので、ぜひ御覧ください」。(2010年10月1日版)
● 「川崎防災マップ」・・・各区の避難場所、備蓄倉庫、給水拠点などが一覧表となっている。地図や施設名をクリックすると地図と住所が表示される。
●「 川崎防災情報ポータルサイト」・・・・トップページに最新の緊急情報が掲載される。各種注意報、警報といった気象情報の他、いざという時にライフラインの情報、避難所の最新情報が載る予定だ。現在、「市内の放射線について、水道水、大気、食品、汚泥、海水、学校等で測定した結果」が示されている。

2.もっと少し深く
●中原区地域ごとの震度予想図
(荏本孝久教授の防災フロンティアHP(神奈川大学学術フロンティア研究事業・災害リスク軽減を目的としたソフト・ハード融合 型リスクマネジメントシステムの構築に関する研究による)
南関東地震・・・6強から6弱予想図
中原区の揺れ易さマップと地盤図・・・あなたの住む地区の地盤情報を確認してください。
中原区の地盤増幅幅図・・・地域による震の増幅。その増幅率が地図上に現れてます。
 「地下浅部の地盤構造によって、振動振幅が大きく増幅されます。・・・地盤増幅率が大きいほど相対的に揺れ易いことになります」。中原区の地図に落とし込んでいます。あなた住む地域をチェックしてみてください。

■ 不安な情報を直視しよう。

d0241210_0365616.jpg 当日の防災フォーラムのアンケート結果(中原区69、幸区2、高津区1、川崎区1、載なし21)を送ってもらった。
 「市民が不安になるような、署長さん達の発言は避けてほしい(60代男性、幸区)」

 重複しますが、「いざ大震災の時、すぐに助けに行くことはできません。3日、4日は自分の力でなんとかしていただかなければなりません。超高層マンションでは1週間と考えて下さい」と消防署関係者。
 「私たちも治安を必ずしも保てるかどうか分かりません。東日本ではできたかもしれませんが、川崎では・・・」と厳して見方も警察署関係者から聞かされました。

 このことを考えることが防災の一歩ではないでしょうか。

 川崎市も防災・減災情報を詳細に公開しています。どうしたら良いか、インターネットからでもちょっと覗いてみませんか? 

 こうした防災・減災情報を募集しています。皆さんの知恵をお貸ください。情報をお待ちしております。
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by nakahara-machi | 2012-07-14 00:33 |  もっと知ろう中原/防災・減災

中原区の防災・減災情報を収集しよう

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【写真真:川崎市のホームページより「川崎市防災マップ中原区」(pdfファイル)】

 「「人間は一度体験したことでないと、いざという時に判断できません。小さな地域で防災を考え、地域をつなぎ守ろうとすれば、防災力は強化されるのです」という話を、川崎市幸区で防災活動をしている市民団体「机上防災訓練研究会」の代表・野村理さんから直接お聞きしました。

 それから間もなく、3.11東日本大震災が起こりました。準備を怠っていたことは明白だったと感じました。

 一方、今回の大震災で大活躍した自衛隊はどうだったでしょうか? 「正式要請の前に、すべての艦隊が現地に向けて出港した。その結果、12日未明には20隻あまりが東北沖海域に入ったのである」(「Will」6月号「総力特集 自衛隊かく戦えり 疾風の如く、十万自衛隊出動す!」山崎澄夫氏より)1995年の阪神淡路大震災では、「自衛隊への出動が遅れて、みすみす数多くの命が失われたのは記憶に新しい」その「深刻な反省から改められた、いわゆる“自主派遣”だった」そうです。

 宮城県沖で「30年間にM7.5以上の地震が起きる可能性は、99%」とはじき出されていました。

 川崎市ではちょうど昨年の震災2日前、3月9日「防災市地震地域防災戦略」を設定しました。

 防災では、まず自助、次に、共助、そして公助だそうです。「被災3日間は自力で対処しなければならない」と言われてますが、今回の震災のことをみると、当てにならないかもしれません。

 防災には万能の教科書はありません。行政に頼るのではなく、個人や家族が地域で備える必要があるでしょう。

 もっと知ろう防災を、中原区民の手で集めてみませんか。 
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by nakahara-machi | 2012-07-14 00:28 |  もっと知ろう中原/防災・減災

大震災の備え、人の輪から ―防災まちづくりフォーラムより

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2011年7月17日(日)、中原市民館での「第7回なかはらっぱ祭り」で、防災まちづくりフォーラム(主催 なかはら20年構想委員会・中原区役所)が行われました=写真。

【基調講演の内容から】

■ 「自分だけは大丈夫」という偏見を捨てよ!
 防災ってなんだろう? 「まずは“自分だけは大丈夫”だという偏見を捨てることです」と基調講演を行った財団法人市民防災研究所の岡島醇(あつし)さん。
 (中高年のアイドル、毒舌漫談で有名な)お笑いの綾小路きみまろさんに、タレントの黒柳徹子さんが聞いたそうです。「すいぶんひどいことをおっしゃっていますが、恨まれたりしないのですか?」「いいえ、あの人たちは自分のことだと思ってませんから」
 防災についても同じことが言えるのです。

■ 防災の基本は近所の付き合いから
 防災の基本は近隣の付き合い。「なさけは人のためにならず」「近隣を守ることは自分を守ること」「いざとなれば、好きな人から助けますよね」「嫌いな人は・・・ですよね」

■ 盲点! 電気のブレーカを落として避難を
 避難する時、電気のブレーカーを落としてください。一度、停電しても、スイッチが入ったとき、電気による火事が多いのです。

■ 防災教育が命をつなぐ
 「岩手県釜石市は今回の被災で死者、行方不明者が1,100人を超えたが、約3,000人いる小中学校は殆どが無事で避難した。同市では2004年から小中学生に津波の恐ろしさを教えてきた」。釜石東中学校は「ぼうさい甲子園2年連続(中学の部)受賞。(毎日新聞社「ぼうさい甲子園」全国の取組(2)優秀賞 参照

■ いずという時に向かって
1.家族の安否確認の訓練を:「災害用伝言ダイヤル 171」「災害用伝言板メール」「公衆電話」など複数の方法で。
2.自分の家にあるものを工夫:避難所には人が殺到し、生活の場がない。まずは家で頑張る。電気・ガス・水道が止まるのは当たり前。止まっても4~5日は過ごせる知恵と工夫が大切です。

【東日本大震災の現場から感じたこと ― 普段の付き合いが有事に連帯を生む ―】

d0241210_1132513.jpg 東日本大震災の現場に直接赴き、実際の体験から感じたことを、医師の眞川さんが語ってくれました。

 「避難所側の組織と避難者の協力度合で、避難場の居心地さが左右されていた」と感じたそうだ。
 そこで分かったことは、「顔の見える関係なら協力やニーズの集約が容易になる」こと。自治体、町内会、学校管理者の協力があってこそ、支援が円滑にできるというもの。「普段の付き合いが、有事に連携できる原動力」と強調した。

【消防所、警察の方々から ― 「いざという時すぐに助けに行くことはできません」】

 「私たちは少ない人数なのでいざ大震災の時、すぐに助けに行くことはできません。3日、4日は自分の力でなんとかしていただかなければなりません。超高層マンションでは1週間と考えて下さい」と消防署関係者。
 「私たちも治安を必ずしも保てるかどうか分かりません。東日本ではできたかもしれませんが、川崎では・・・」と厳して見方も警察署関係者は語ってくれました。

【追記】2011年9月4日付神奈川新聞社説『「釜石の奇跡」に学ぼう』から抜粋引用

■ 正常化の偏見
 防災学において、その心の動きは「正常の偏見」と呼ばれる。
 人間は自分の都合の悪い情報は過少評価し、都合のいい情報は過大評価する傾向にある。年間6千人が交通事故に遭うと聞いても、自分はその一人になるとはなかなか思えない。ところが、宝くじが6千人に当たるといわれると、途端に当たる気がしてくる。といった具合だ。
 だから大雨や津波の避難勧告が出されても、これまで川があふれたことは一度もないとか、防潮堤があるから大丈夫だ、などと理由をつけ、逃げないことを正当化しようとする。

■ 釜石の奇跡
 想定に縛られてはいけない。岩手県釜石市では、その逆説的な教えが子どもたちを救った。
 1300人以上が犠牲になった同市で、小中学生2926人のうち亡くなったのは5人。生存率99.8%という避難劇は「釜石の奇跡」と称される。
 揺れたらまず逃げる。逃げるべきだと分かっていても行動に移せない人の先陣を切る率先避難者になる。群馬大学院の片山敏孝教授の指導を受け、8年前から続けてきた防災教育の成果だった。
 隣接する釜石東中学校と鵜住居小学校では、校庭を走って横切る中学生の列に小学生が続いた。一度は指定の避難所場所に集まったが、遠くの波しぶきが立つのが見え、さらに高台を目指した。想定が絶対ではないことを理解していたからこ取れた行動だった。
 想定は一つのシナリオにすぎない。ハザードマップはリスクを周知するすには有効だが、逃げる足を縛る恐れがあることに留意しなければならない。

*今年2012年7月15日、「中原市民活動の集い なかはらっぱ祭り」の中で「第2回なかはら防災フォーラム 「首都直下地震! 今やるべきこと」を行う。

 中原市民館ホール 開場10時15分 10時~12時15分 

講演 「宮城県名取市閖水(ゆりあげ)地区からの報告と提言」 
     名取市教員委員会学務専門員 八森伸さん
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by nakahara-machi | 2012-07-14 00:28 |  もっと知ろう中原/防災・減災